10月に入り、朝晩は肌寒く感じる季節になりました。
この時期、ガス業界ではお客様から「突然お湯が出なくなった」というお問い合わせをいただくことがあります。
先日も、こんなお電話がありました。
「お湯を使っていたら、いきなり水になってお湯が出なくなりました!」
実は、このようなトラブルの原因のひとつに、ガスメーターの安全装置が作動してガスを遮断しているケースがあります。
今回は、秋から冬にかけて起こりやすいガスメーターの安全装置の作動について、原因と対処法を解説します。
1.お湯が突然出なくなったらガスメーターを確認!
お客様から「お湯が出なくなった」と連絡を受けたとき、私たちがまずお願いするのがガスメーターの確認です。
ガスメーターには、ガスの使用状況を監視し、異常を検知すると自動的にガスを遮断する安全機能が備わっています。
ガスが遮断されると、ガス給湯器が燃焼できなくなり、蛇口からお湯を出していても突然水になってしまうことがあります。
ガスメーターを確認すると、赤いランプが点滅し、「ガス止め」などの表示が出ている場合があります。
※表示やランプの状態は、ガスメーターの機種によって異なります。
2.なぜ秋になるとガスメーターが止まることがあるの?
その理由のひとつが、水温の低下によるガス消費量の増加です。
夏場と秋・冬では、水道水の温度が大きく変わります。
例えば、40℃のお湯を作る場合を考えてみましょう。
夏場は水道水の温度が高いため、少ない熱量で40℃のお湯を作ることができます。
一方、秋から冬にかけて水道水の温度が低くなると、同じ40℃のお湯を作るために、より多くの熱量が必要になります。
その結果、給湯器が使用するガスの量も増加します。
こうした季節による使用状況の変化も、ガスメーターの安全装置が作動する背景のひとつです。
ただし、ガスメーターは単純に「いつもよりガスを多く使った」という理由だけで必ず止まるわけではありません。ガスの流量や使用時間など、機種ごとに設定された安全機能によって遮断されます。
3.ガスメーターが止まったときの復帰方法
ガスメーターの安全装置が作動している場合は、次の手順で復帰できることがあります。
手順① ガス機器の使用を止める
給湯器やガスコンロなど、使用しているガス機器を止めます。
手順② ガスメーターを確認する
ガスメーターの赤いランプや表示を確認します。復帰操作の方法は機種によって異なるため、メーターに記載された案内や取扱説明書を確認してください。
手順③ 復帰ボタンを押す
メーターに復帰ボタンがある場合は、案内に従ってボタンを押します。
手順④ 約1分間待つ
復帰操作後は、ガス漏れの有無などを確認するため、一定時間待ちます。機種によっては1分程度で復帰します。
手順⑤ ガスが使えるか確認する
復帰が完了したら、ガス機器が正常に使えるか確認します。
なお、ガス臭い場合や、復帰操作をしても再びガスが止まる場合は、繰り返し復帰操作をせず、ガス会社へ連絡してください。
4.ガスメーターは暮らしを守る安全装置
ガスメーターが突然止まると、「故障したのかな?」と不安になる方もいらっしゃると思います。
しかし、ガスメーターには、ガスの異常な使用状況などを検知してガスを遮断する安全機能が備わっています。
私たちが普段、安心してガスを使えるのも、こうした安全装置が働いているからです。
もちろん、お湯が出なくなる原因はガスメーターだけではありません。給湯器の故障や電源の問題など、別の原因が考えられる場合もあります。
ガスが使えなくなったときは、まず安全を確認したうえでガスメーターの表示を確認し、原因が分からない場合はガス会社へ相談しましょう。
まとめ|秋から冬はガスメーターの確認を忘れずに!
今回は、季節の変わり目に起こることがあるガスメーターの安全装置の作動について解説しました。
ポイントをまとめると、次の3つです。
- 秋から冬にかけて水温が下がると、同じ温度のお湯を作るためのガス消費量が増える
- ガスメーターは異常なガスの使用状況などを検知すると、自動的にガスを遮断することがある
- お湯が突然出なくなったら、ガスメーターの表示を確認し、安全を確保したうえで適切に対処する
これから寒さが厳しくなるにつれて、お湯を使う機会も増えていきます。
「突然お湯が出なくなった!」というときは、慌てずにガスメーターを確認してみてください。
毎日の暮らしに欠かせないガスだからこそ、正しい知識を知っておくことが大切ですね。


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